俺様男と鈍感女

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正直、名前なんてどーでもよかった。 「もうっ、じゃあね!智!」 俺に一言告げるとどこかへ行ってしまった。 もう少しいじりたかったけど… 仕方ない、帰ろう。 そう思って来た道を引き返した。 _______ 家に着いてからしばらくごろごろしていたら、時計は6時を指していた。 しかし、歌音はいっこうに帰ってくる気配はない。何故か嫌な予感がする。 「母さん、ちょっと出てくる」 「またぁ?気を付けなさいね!」 「うん」 バタバタと階段をかけ降り、一目散に走り出した。 数時間前に来た公園にもう一度着く。 「歌音、いないのか?」 ……いるわけ、ないよな くそっ、どこだよっ!
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