9人が本棚に入れています
本棚に追加
―――――――――
「いってきます」
いつものように家を出る。
あれから歌音は泣きつかれたのか寝てしまった。
家に預けたけど…学校来るかな
「智っ!おはようっ!」
「…歌音…おはよ」
安心した、今日から球技大会だしな。
「よぉーしっ、勝つぞ~!」
そう言って歌音は思いきりガッツポーズをした。
「…勝てよな?俺のために」
「はっ!?」
目をまんまるくしてそのまま突っ立ってる。
チュッ
「だっ!ちょっ!何すんの、智っ!」
顔真っ赤にして両手でおでこ押さえてる歌音が可愛くて。
「勝てたら続きしてやんよ?」
「っ…」
少し怯えたようにする歌音。
まだ…怖いよな、あんなことあったばかりだし。
まぁ、俺には関係ないけどっ
そうして球技大会が始まった。
最初のコメントを投稿しよう!