俺様男と鈍感女

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――――――――― 「いってきます」 いつものように家を出る。 あれから歌音は泣きつかれたのか寝てしまった。 家に預けたけど…学校来るかな 「智っ!おはようっ!」 「…歌音…おはよ」 安心した、今日から球技大会だしな。 「よぉーしっ、勝つぞ~!」 そう言って歌音は思いきりガッツポーズをした。 「…勝てよな?俺のために」 「はっ!?」 目をまんまるくしてそのまま突っ立ってる。 チュッ 「だっ!ちょっ!何すんの、智っ!」 顔真っ赤にして両手でおでこ押さえてる歌音が可愛くて。 「勝てたら続きしてやんよ?」 「っ…」 少し怯えたようにする歌音。 まだ…怖いよな、あんなことあったばかりだし。 まぁ、俺には関係ないけどっ そうして球技大会が始まった。
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