逃げろ

2/2
前へ
/134ページ
次へ
続き   俺はいつの間にかまた例のコンビニにいて おっちゃんと世間話をしている   衝動買いがストレス発散方法な俺は   悩みに悩んで選んだアイス 他五品ほど食べ物を買い込んだ   しかもおまけのアイスまでいただいた   両手いっぱいに荷物を持っている俺を見て 周りの人が笑う   後ろに並んでいた可愛い子は 俺を気づかってくれる優しい人だった   結局友達とはぐれてしまい 仕方なく一人実家に帰ろうと思った俺は アンコ汁を飲みながら歩いていた   アンコ汁は不思議な飲み物だ   その容器も不思議だった   ビニールで密閉された状態でも飲める   口で吸えば出てくるが 逆さにしても吸わなきゃこぼれない   無駄にハイテクな商品だ   すると コンビニにいたおばちゃんが走ってきて 友達が迎えに来たよ   と言ったので振り向いたら   軽くニートだったアンコと 重い病から復活したタツオが 車で迎えに来てくれた   何故か感動して涙が出そうになった   アンコ汁だけにアンコかよ とも思った   早速乗り込んで家までついたが まだ午後の3時 家族は誰もいない   アンコが 誰もいないから中田くん家に行こうと言った   俺は何故か家に帰りたい衝動にかられて 俺は家に帰るよと言ったが   アンコが 大丈夫だって 一緒に行こう と強引に誘われたので仕方なく賛同した   しかし中田くんは家にいない 仕事だ   仕方なく切り返して家に向かう途中   家の近くの交差点でアンコが信号無視   車来てるのに   ぶつかる寸前   横を見ると奇跡的にマッポがいる   信号無視でマッポに追われる確率なんて高くはないだろ   サイレン鳴らして追っかけてきたので   サイレンうるさいサイレント   寒いダジャレをかましてやった   アンコは逃げ切る作戦に出た   車はタツオのものなので 逃げ切れてもタツオに責任がある   しかしアンコはお構い無しのようだ   マッポからはなかなか逃げ切れない   車一台分の小さなトンネルに入った瞬間…   あるはずのない壁に正面衝突した   目をあけると 違う山道にワープしていて マッポから逃げ切った   今日もまた 意味不明で無駄に長い夢を見てしまったので書き留めておいた    4月4日 朝五時
/134ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38人が本棚に入れています
本棚に追加