脱走

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(夏希様ーーーっ!!!!) 遠くから沢山の私を呼ぶ声がする。 (夏希様、どこですか!?出てきてください!!お勉強のお時間です!!!!) 『やーだよ!!!!』 私は城の地下へと続く階段をかけおりた。 『まったく、勉強なんて冗談じゃない!!!!私は好きでお姫さまになったんじゃないんだから!!!!』 私、神原夏希!! 風の国のお姫さま!! 風の魔法の使い手です!! 『もう…』 『やってられるかぁっ!!!!!』 私の大絶叫が城中に響いた…
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