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バンッ
晴輝:まにあったー!!
そういいながら体育館の扉を勢いよく開け放つ
中ではみんなそれぞれにバスケットボールをいじっていた
和人:ハァッ…ハァ…
まったく、いきなり、走るなんて…
晴輝の後ろでは和人が呼吸を整えていた
和人:バスケになると、ほんと、手のつけようが、ないね…
晴輝の、バスケバカ…
晴輝:バカとか言うなよ、和人ー!
二人でそんな会話をしていたとき、背後からバスケットボールが飛んできた
そして、そのバスケットボールは見事に晴輝の後頭部へとあたる
晴輝:ってー!!
誰だよ、こんなことしやがった奴!
そういって振り返った先には、一人の少女が不機嫌そうに立っていた
和人:はぁ…
和人は小さくため息をついた
不機嫌そうな表情でたっているのは和人の双子の妹、新垣滴音である
晴輝:げっ、滴音だ…;;
滴音:和人に何してるのさ、晴輝…?
そういって少し後ずさる晴輝
それを追うように距離を縮める滴音
晴輝には滴音の後ろに般若がいるような気がした
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