苦手なものなんてない!の物語

9/17
前へ
/32ページ
次へ
滴音:さて、やろうか! そういってバスケットボールのひとつを晴輝に渡す滴音 受け取った彼が大きくため息をついた そして、考える… 晴輝:(どうしてこうなった!) それは、数十分前にさかのぼる ~13分前 体育館内~ 男子:なんか今日は自由にやってていいらしいぜー 体育の教科の担当の先生がいないらしく、この時間はフリーらしい 学級委員の男子が連絡にきた クラス:おっしゃー!!/やったー! この学校は珍しく男女合同体育なのだ かといって、特に何があるわけじゃないが… 滴音:ねぇ、かz…晴輝~? 晴輝:いま和人って言おうとしただろ…? なんだよ、滴音 正直、いやな予感しかしない… 滴音:勝負、しようよ ほら、きた 午前中に体育があるとき、滴音は何かしら勝負を挑んでくる そして… 滴音:じゃあ、いつもどおりのルールでやろう♪ 晴輝:…まぁ、いいか 今日こそ勝つからな!! 滴音:今日もお昼ご飯おごってもらうもん! そう、負けたら買ったほうに昼食をおごる それがこの二人の勝負でのルール ちなみに、今のところ一週間で四回ある授業中、滴音の全勝 晴輝の勝率は一ヶ月に一回勝てるかどうか、だ そうなっているのにはもちろん、理由がある 滴音は女子だから、多少のハンデをつけるのだ だが、そのハンデで勝負に負ける それでもハンデをはずさないのが晴輝である 滴音:今日はフリースローね♪ バスケならお互いハンデなしで行こうか! そういって滴音はニッコリと微笑んだ
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加