苦手なものなんてない!の物語

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ダムダムダム 晴輝:あー、めんどくさい… ドリブルをしながらふとつぶやく 別に、バスケがキライだから面倒なわけじゃない もちろん、フリースローが嫌いでもない 滴音の相手をするのが面倒なだけだ 滴音:じゃあ、私からね! そういって滴音は3ポイントのラインからシュートを打つ ガコン これは余裕 それはお互い様だ 滴音がシュートしたあと、同じ距離に立ってシュートを打ち込む ガコン まぁ、余裕で入る そして二人は同じ歩幅で20歩下がった 本来は1歩ずつだがこの二人で1歩ずつやっていたら時間が足りない 移動中、晴輝はふと疑問に思ったことを投げかけた 晴輝:なぁ、滴音 滴音:なに、晴輝? 晴輝:なんでお前マネージャーなの? 別に、女子バスケならエース取れるだろ 滴音:下手だからね そこまで言って位置に着いた滴音はボールを構えた 滴音:それに、女バスじゃ和人見れないもん 小さな声でそうつぶやきながらシュートを放った ガコン 和人パワー恐るべし 本来なら集中してないと入らないところ 晴輝:それが本音だよな、お前 そういいながら晴輝もシュートを放つ が ガッ 晴輝:うわっ はずした 現在の状況 2-1 次で滴音がはずせば勝負は続く 晴輝はそれに期待をかける が、期待を裏切るのが滴音である ガコン 滴音:やったー♪ 和人、勝った!勝った! ナイスシュート… 今日のお昼は晴輝のおごりに決定した 晴輝:これのどこが下手なんだよー!! 晴輝の慟哭 滴音は「私と和人の分のお昼宜しく♪」といって和人に抱きつきにいった こうして、体育の授業は終了したのである マコト:あぁ、晴輝さん 晴輝さん、やっぱり何してもかっこいい… マコトは実は晴輝と同じクラスなのであった
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