【過去】エプローグ
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『えっ…?』 後ろを振り向くと、私と同じくらいの男の子が私の手首を掴んでいた。 「待って!××ちゃん?」 男の子はやっぱり、狐のお面を被っていた。 どうして、私の名前を知ってるの? 私は、頷いた。 「僕と一緒に花火見ようよ」 今、考えると彼なりに私を一生懸命引き留めようとしていたのだろう。 私も、同じくらいの子がいたから安心したのか一緒に花火を見ることになった。
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