ふたりの出会い

2/3
前へ
/22ページ
次へ
青々とした空、小さな穴あき雲が見えていた。 1人となった、私は稀に見れるこの雲に。何かを感じ意識したのだろう。 私は、雲の穴の下を、ふっと。目で追っていた。 小さな4、5歳になるのだろうと思える。可愛らしい女の子が、1人見えた。周りにいる若い男女や、連れ立っている大人達は、家族でも知り合いでもなさそうだ。 女の子は、1人きりだった。私は、まるで決められてたかのように。 その女の子の、傍に歩み寄って行く。 1人っきりにさせては、いけないと・・・・ ・・ 何かが、歩みを速ませていたのだった。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加