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・黒龍
蓮見洸が相棒と呼ぶ竜。学名はファフニール。世界に数頭いるかどうかと言われる珍種で、圧倒的パワーとスピードを有する。その膂力は生身でありながら機竜五騎を圧倒するほど。
搭載されたプログラムは本来RD-07に使用されるはずだった。コスト度外視の超級プログラムだが、それでも黒龍の力を100%引き出せる出来ではないとされる。
皮膚にはドラゴニュウムとチタニウムの合金が使われており、電導部には伝達を一瞬でも速めるために純銀、絶縁体には無機絶縁銅被を使用。
キット通りに組むとハンドル状のピットになるが、これは後に蓮見がミリアに頼んで使い馴れている手綱に戻している。
武装は胸部10mm機関銃と背部の六連装MLRS、主砲に肩のリニアキャノン(電磁力を応用して高速で金属塊を打ち出す装置)がある。他、爪や牙は生身の頃と変わらず一線級の破壊力を持ち、むしろ戦闘でのフィニッシャーはこちらを使った格闘が多く務める。
・RD-01P
ゴルト・クリシュナーの愛機。RD(Red Dragon)シリーズの一作目の前身。Pはプロトタイプの意。
RDシリーズ自体エース専用に開発される機竜だが、この01Pはその中でも一際尖った存在。ベースにリントヴルムを使っており、スピードだけなら黒龍すら凌駕するポテンシャルを見せるが、そのあまりにピーキーな性能からテスト段階で死者が続出、公には発表されず闇に葬られた幻のプロジェクト。RDシリーズはここからリントヴルムではなくワイバーンを使う方向に転換した。
非常にデリケートな造りであり、ゴルト・クリシュナーだから乗りこなせるといっても過言ではなく、並の技能では満足に飛び立つこともできないじゃじゃ馬。
武装は15mmの機関銃のみを積む形となっているが、翼に高電圧の走るワイヤーが仕込まれており、電熱で対象を溶断する攻撃が可能。リントヴルムのスピードと合わさって、その威力は脅威的。
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