◇Part.13◇

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もちろん いつ来るかもわからぬ助けを待つ、より 当の本人である宮坂奏先輩に起きていただくのが1番だとわかっている、けど スリッ もう何なのこの人 最強不良の一人なのに警戒心がない、わけじゃないはずなのに… 暖を取る猫みたいに身体を擦り付ければ、さらっと揺れる金の髪 ほぼ初対面の相手に無防備な姿を晒して、それどころか甘えるように これじゃまるで 小さな子供のようだ 抱っこされてんのこっちなのに、俺が抱っこしてるみたいって思うの やっぱ…変、だろうか? ましてや 「可愛いとか…」 この人を…甘やかして、あげたい。…とか .
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