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それに対して
「………チッ」
さっきまでの無邪気な寝顔は幻だったのか。行儀悪くも舌打ちしながら奏先輩が動いたと思えば
「三船…てめぇ、アイツに何吹き込まれやがった?」
「う、わっ!」
いきなり俺の脇の下に手とか入れて来てびっくりした。
「ん?ん~?……べっ、…別に俺はキングに宮先輩の安眠の為にマナを昼休みだけ貸せば俺をちょー良い奴と思った宮先輩が相手してくれるかもよ?、とか言われてないからなっ!」
「…いや言ってだろ」
ヒョコッと立たせてもらえば、取り敢えずやる事はわかってる。
――スタスタスタ
ゴンッ!
「っ、たぁー!マナいきなりグーは卑怯だぞ!」
「お前が言うか!」
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