◇Part.13◇

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身内には全くといっていいぐらいノーガードなクールな不良になりきれない希壱くん げんこで頭を遠慮なく殴れば、おっきなおめめにうるうる涙を浮かべて睨んでいるのに小人だから上目遣い。こんなの効くのは変態か幼児愛好家だけだ。ってどっちにしろ変態なのか? 何を隠そう心中は「せ、先輩に子供みたいに立たせてもらってしまった!」と動揺している俺でした。 取り敢えず色々ムカつくので 「にょっ!まふぁっ、やめおう!」 「なんて言ってるかわかりませーん」 キィの鼻を摘んでやった。しかし。あんまり面白くなくてガッカリしたのですぐ放してやろうと思ったら 「あ、の?」 何故かその手を 「………」 やっぱり気配なく横に立ってた奏先輩に掴まれてしまった。 .
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