俺と魔王と入学式

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俺は天崎翔(あまさきかける) この槻茂納島で暮らす中がk今日から高校1年生だ といってもこの島には高校は一つしか無い 勿論小中も一つで大学も一つしかない かといって島の外の高校には行けない決まりなのだ というか島の外にすら出られないのだ なんで出れないって… 「翔、この制服ちと妾にはデカいぞ?」 こいつらが産まれた時から憑いてくるからだ こいつというのは天崎真緒(あまさきまお) 俺に憑いてるこいつは…魔物かな一応は 「それは母さんに言って下さいよ あんたらは成長あんましないんだから大きめにする必要ないと言ったのにそのサイズ注文したんですから」 「するかもしれんぞ? 主に胸の辺りが」 「無理だな」 つり上がった赤い目に赤みがかった茶髪を肩まで伸ばした彼女は全体的にちっちゃい 勿論胸もない なんで俺にはこんな顔以外残念な奴が憑いたのだろう 「御主今失礼なこと考えておるじゃろ」 「いいえ、とても可愛らしいなぁと考えていましたよ」 「ほう、どこらへんがじゃ?」 「ちっちゃい身体にブカブカな制服を着てどや顔決めてた所とか」 「…死にたいとみた」 なんか手から黒い玉出てますけど… 「俺が死んだらあんたも消えて学校行けなくなるけどいいのか?」 「瀕死なら問題無かろう」 そう、憑いてきた奴らは人間が死ぬと消えて何処かへ行ってしまう まぁたまに別の子供のとこに現れたりもするが本当に稀である 因みに真緒と呼んではいるがこれは母さんが付けた名前 親しみやすい名前で国に登録しろと言われている 「はぁ…かわいいよかわいい 槻茂納一かわいいですよ」 「うむ、少し規模は小さいが良いとしよう…って別に御主にかわいいと言われたかったわけではないわ!」 「はいはい、すみませんでしたね」 「二人共、美貴ちゃん達来てるわよ 待たせちゃ悪いから早く支度しちゃいなさい?」 「「はーい」」
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