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「実は戦士系ってのは決めてるんやけど、どんな職業かはまだ悩み中や。」
オレは持参した缶コーヒーを一口飲んで口を開く。
「ふーん、なら戦士系でも遠距離、中距離、近距離があるけど?」
「んー、わいは遠距離か中距離の職業にしようと思う。
そういうシンはどうなんや?」
聞かれると思っていた答えは既にオレの中では出来上がっていた。
特に悩みもせず即答する。
「オレはもちろん近距離の戦士系だぞ。」
「それなら後は魔法使うやつがおったらバランスええわ。」
微笑しながら思った事をそのまま言った。
「三人じゃ少しきついと思う。
最低でももう1人は近距離の戦士がいたらだいぶ楽なんじゃないか?」
虎は少し考える素振りを見せる。
「まあ、せやなあ。
後なあ、メジャーな職業は誰にでもなれるらしいやん。
上級職やレアな職業は1人一つやろ?
責任者さんが第二の世界は現実のように1人1人に個性を持たせなあかんとかで…」
確かに、虎の言う通り最初こそは同じような職業は多いが成長していく過程で自分だけの職業に就けるらしい。
「まぁ、深く考えても仕方ないしやっていくうちに仲間見つけて行こうか。」
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