馴れ初め

2/5
前へ
/52ページ
次へ
これは輪廻を巡る物語。 一組の男女が輪廻を巡り、再び出会う物語。 そこにあったのは、真の愛。 真の運命。 それを知る者は当事者しかおらず、語り手は当事者から聞いた言葉を語るのみ。 それでも語り手が物語りに終わりを置かぬのは、この物語が実に興味深いからだ。 輪廻転生。 運命の歯車。 登場人物は2人の男女。 1人は女郎の揚羽。 1人は商人の若旦那。 名前は伏せておこう。 何せ富豪の商家の嫡男だ。 若旦那と例えるのが相応しいと思われる。 彼等が出会い、どう生き、どう逝きたのか。 それはこれから紡いでゆこう。 全ては始まったばかり。 ゆっくりゆっくり語ってゆこう。
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加