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走ること一時間
俺は思い当たるところにつき
辺りを見渡し
宇野ちゃんを探した
いた
俺は宇野ちゃんを見つけるなり
叫んだ
「宇野ちゃん!!」
「にっしー?」
「心配しただろ!」
「そっか…そうだよね」
元気ないな
「どうかした?」
「ううん…大丈夫」
「やっぱりここだったね」
「にっしーしかわからないね」
「俺と宇野ちゃんしかわかんない場所だよ」
「だね」
そう
ここはいろんな事があった
色々経験した
大事な場所
「にっしーなら見つけてくれると思ったよ」
「なんでこんなことにいたんだよ」
「いつもだよ、悩んだりしたらここって決めてたの」
「わかってるよ、俺も時々くる」
ここは昔の彼女と宇野ちゃんとの思いでの場所
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