姫の帰還と炎

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「ふわぁ~」 大きな欠伸をした後 時計を見ると朝と言うよりは 昼と言ったほうがいい時間を指していた 自分の家に帰ってシャワーを浴びたまでは覚えてる その後の記憶がないことを考えると どうやらベッドに倒れるように寝たらしい 依頼の時と昨日の疲れのせいだろう そんなことを考えながら顔を洗い歯を磨く 歯を磨きながら服を着替え 「さぁ、ギルド行くか」 自分以外誰もいない家 ただ口にしてみたが虚しく声が響く 「うん♪」 ん?? 後ろから女性の声?? 待て待て!!! たまに人恋しくなるが 家は俺以外に誰もいない それがいつものこと けど声が聞こえたってことは………幽霊!? そう思っていた俺はきっと体がガチガチに固まっていたんだろう 「何びびってるのよロロ♪」 後ろを振り向くと黒髪の女性が笑顔で立っていた
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