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ギルドの前まで来ると
中からは歓声が聞こえてくる
ノンの帰還でテンションが上がっているらしい
まぁみんなのアイドルだしな
扉をあけるとみんな笑顔
こんな平和なのは凄く嬉しい
たまにはこんなのも悪くない
ゆっくり楽しもう
そう思いながらみんなと久しぶりな話をしたり
食べたり､飲んだり
楽しい時間を過ごした
だがそんな楽しい時間が長く続くわけがない
ちょっと辺りの空が暗くなってきた頃だった
―――ﾊﾞﾝｯ
突然ギルドの扉が力強く開かれた
そこに立っていたのは立派な鎧を身に付けた男
ではなく今にも崩れそうな鎧を身に付けた男だった
｢マスター･ルノ
あなたに頼みたい……｣
どうやらハコニワの山奥にある城がやられたらしい
そこへの応援の依頼だった
ルノは満面な笑みを浮かべ
首を縦に振った
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