1人が本棚に入れています
本棚に追加
「大丈夫かの??」
「はい!大丈夫です!!」
少しうとうとしていた少年が
声に目を覚ます
少年がいる場所は
殺伐とした白一色の部屋
そこにある家具は白い机と椅子だけ
窓は1つ
そこから見えるのは青い空と白い雲
そこにいるのは1人の少年と老人
なんの書物かもわからないような
とても分厚い書物が
机の上に山積みにされていた
その1つを開き
老人が少年に何かを教える
どうやらここでは少年への教育がなされているらしい
「これが最後の本ですよ」
「うん…」
読むのに一体どのくらいの時間を費やしたのだろう
そうやって考えてしまいたくなるほどの量
それも残り1冊で終わる
だが少年はどこか寂しい表情をしていた
最初のコメントを投稿しよう!