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【神便鬼毒酒について】
●神便鬼毒酒(しんべんきどくしゅ)とは、酒呑童子物語にも登場した「神酒」です。
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京都に上った酒呑童子は、茨木童子をはじめとする多くの鬼を従え、大江山を拠点として、しばしば京都に出現し、若い貴族の姫君を誘拐して側に仕えさせたり、刀で切って生のまま喰ったりしたという。
あまりにも悪行を働くので帝の命により摂津源氏の源頼光と嵯峨源氏の渡辺綱を筆頭とする頼光四天王により討伐隊が結成され、討伐に向かった。姫君の血の酒や人肉をともに食べ安心させたのち、頼光が神より兜とともにもらった「神便鬼毒酒」という毒酒を酒盛りの最中に酒呑童子に飲ませ、体が動かなくなったところを押さえて、寝首を掻き成敗した。
(ウィキペディア出典)
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以上の通り、「鬼や妖の類が飲めば力を失い、人が飲めば力を与える」というこの酒は、神森の「霊鬼」にも大きく影響します。
霊鬼は「人の情念」から生まれたモノなので、力を与えられた為に姿を変えていったと考えられます。
今までの毒酒は「紛い物」とされていますが真相は明らかになっていません。
以下それぞれの種族への影響がどのようなものなのかの説明です。
●鬼・妖怪
この酒を浴びただけならば、疲労や多少の痛みを感じます。
毒酒を体内に吸収すると力を失います。
●半妖
妖怪部分が露呈している者は、これを浴びるとその部分に多少の痛みを感じます。
体内に取り込むと妖怪同様、力を失います。
●人間
浴びたり飲んだりすると、傷の治りが早くなったり身体が軽くなったり、元気がでます。
ですが過剰摂取すると、酒に酔った状態となり、正気を失います。
●全種族
この毒酒は多量に体内に入れると幻覚や幻聴などの症状を起こします。
主にその者のトラウマなどを映すので大変質が悪いです。
随時追記。
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