保健室イベント?よく分かりませんが、面倒そうですね。

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  案の定、伊賀先生は気づいていないご様子。 ただ何やら凶悪な顔をしていらっしゃいます。 そして、ボソッと聞こえた言葉。 「理事長―…郁斗の奴か。あいつ俺が目をつけると思って隠しやがったな?後で絞めてやる」 ……おかしいですね。歳も、立場的にも郁斗さんの方が上のはずなのですが。 なんでしょう、この強気な態度は?……面白そうなので、今度調べておきましょうかね。 とりあえず、今は逃げることが先です。 郁斗さんに転校生の事を頼まれていましたし、今日は教室にも行ってみましょうか。 「では、私は用が済みましたし理事長室に行かなければなりませんので。 ……あの、いい加減手を放していただけないでしょうか?」 そういえば、ずっと肩を掴まれたままでした。 肩凝りになったら、どうしてくれるんです? そういう思いを込めて相手を見上げますが(身長差がむかつきますね)、放してはもらえず。 じっと見下ろされ、 ……無言なのは何故でしょう?  
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