保健室イベント?よく分かりませんが、面倒そうですね。

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  「さて――」 ようやく夢人が泣き止んだので離れてもらい、ベッドから立ち上がることができました。 その時たまたま視界に入ったのは、副会長と伊賀先生。 顔を紅くしたまま、固まっているのが気になりますが――最近風邪が流行っているらしいですからね。 まぁ、彼らなら問題ないでしょう。 「夢人がここにいるということは、転校生はもういいんですね?」 「あ、うん。(無事にじゃないけど)送り届けた」 「では教室に行きましょうか」 「え!?」 目を見開いた夢人。 私が滅多に教室に行かないからでしょうね。 授業も分かっている内容を聞かされるだけで、ただの雑音でしかないですから出ない方がマシというものです。 そういった事を知っているからこそ、夢人は尚更驚いているのでしょう。 「転校生のこともありますしね。それに、そろそろクラスメイトにも慣れなければと思いまして」 「え、ええー、そうかあ(^▽^;) (行ってほしくないんだけどな……フラグたてそうだし)」 「そういうことですので、副会長、伊賀先生。私達はこれで失礼します」 そう言って保健室から出ました。 後ろで何か言っているような気がしましたが、無視しましょう。 変態に構っている暇はありませんから――  
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