DAY 2

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「俺はノア=ホワイト。あっちにいるのはルル=ホワイト、一応俺の妹です。」 「ノア君にルル君ね。ありがとう、助かったよ。何かお礼がしたいから、ぜひベロッラにある私達の屋敷に来てくれないかい?」 ………………よっしゃぁぁぁっ! この話の流れからして、馬車に乗せてくれるってことだろ?これで歩かずに済むぜ! はっ、いかんいかん。俺が急にガッツポーズをとってしまったからオールソンさんが不思議そうにこっちを見ているよ。 「えっと、大丈夫かい?」 「ああ、すみません。何でもないですよ」 「そうかい?じゃあベロッラに行こうか。君たちは歩きかい?」 「そうですね」 「よし、ならば私たちの馬車で一緒に行こうじゃないか」 「本当ですか?ありがとうございます。おーい、ルルー」 とルルを呼び、彼女がいたはずの場所をみるとそこには居らず、馬車の直ぐ隣にいた。 「早く乗る」 と言って馬車に乗り込むルル。 「なんか、すみません」 「気にすることはないさ。ノア君は私の命の恩人でルル君は君の妹。ならばルル君も私の恩人さ。さて、私たちも馬車に乗り込もうではないか」 ハッハッハと笑いながら馬車まで歩いていくオールソンさん。 なんか理屈に合っていないようなと思いながら俺も歩き出す。
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