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はー 今さらながら 何故こんなことに なってしまったのだろうか?
黒いマスクを被り 赤いマントをつけ 全身黒いタイツを身に付けた 筋肉質の男がイスに座りながら 表明からでは 分からないが 頭の中では ため息混じりで 思っていた。 端から見れば どこかのプロレス団体にいる 覆面レスラーの ヒール(悪者)タイプか 悪の組織の親達である。
まあ、 悪の組織の親玉になっちゃったんだけどね
って だれに 言ってるんだ 俺
イスに座って 前にいるのは、同じ似たよう黒いタイツを着ている人達が 何百か分からないが 立ってこちらを見ている
何故 こんなことになったかというと
話は 2日前に さかのぼる
悪の首領になる前の俺は 普通のフリーターだった その日まで 俺は パートで働いてたのだが
不況の煽りというか 人件費削減ということで クビになってしまって 帰りに コンビニで 夕飯を買い 森林がある道をあるいていた
[あーやっぱりクビになっちゃったな。正社員よりパートやバイトのほうが 切りやいとは 考えていたけど 実際 経験すると キツイな]
そう言って 立ち止まって 夜空を見上げる
[流れ星でも、こないかな。]
そう思ったが 結局 来るはずもなく
[あー明日からどうするかな?直ぐに職場が見つかるわけもないしな、そういえば]また 怪人が現れて 住民を襲われそうになったみたいだけど ヒーロー戦隊が倒したらしいな]
俺が 住んでいる世界は 怪人が存在している 噂では 闇の組織 ブラックガイアというのが 怪人に指示しているとか、 まあ そういった悪がある所に 必ず 対抗勢力である ヒーローが 存在する それが ヒーロー戦隊 スタークリスタル である
[ヒーロー戦隊は 良いよな 不景気だろうが 怪人や 敵組織いれば 活躍して 感謝されて 職を失うことはないんだから]
まあ リスクは 高いけどね 失敗して 住民を守れなかったら 大変なことになって
守るはずの住民から攻められたりと 精神的にキツイだろうね
立ち止まっていた 足を 前に向かって歩き始めて 視線を前に向けると
右の木に 寄りかかって 座る 黒い物体が 見えた
なんだ? と 少しずつ 近寄って みる
それは・・・・・・
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