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「俺としては、紙が貰えるならなんでもやるさ。例え、相手がドラゴンでもね。」
そう呟きながら山のように大きな体躯を持つエンシェントドラゴンを見上げる。
どうやら、ここで糞をするのは不味かったようだ。
まさか、スッキリしたと同時に目の前の岩山が動くとビビるものだな。と考えてる暇は無かったようだ。
うちの隊がどうやらその存在に気付き、行動を起こしている。
最上級魔法のエクスプロージョンを放っている……俺の頭上で。
全く、紙があっても燃えちゃうじゃないか。
仕方なく俺は水の魔法でけつっぺたを洗浄してドラゴンの前に逸物を出したまま立った。
ドラゴンは汚いものを見るかのように己の鋭利な爪で切り裂こうとしてくる。
俺はとりあえず下に放置されている糞を爪にくっ付けてから、ドラゴンの肩まで移動した。
その瞬間爪が俺のいた地面を削り取った。
ドラゴンは、目を見開いて肩にいる半裸の俺を見る。
「小僧いつのまに…」とびっくりした様子で何か喋ろうとしたため、俺は瞬時に顔面真っ二つ斬り伏せておいた。無論、俺は武器を出していない。素手で斬り伏せたのだ。
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