プロローグ

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今日もまた忙しない一日が訪れた。 ママに 「澪(みお)支度まだすんでないでしょ!」 なんて急かされて 朝のテレビのニュースを じっと見ていたアタシは 「待って!いま○○が出てるから」 そういって画面に食いついた。 画面にうつっていたのは アタシの大好きな俳優さんだった。 、、、そう言っている間にも時間ってのは待ってくれやしなかった。 あやうく遅刻しかけた。 学校に着いてから アタシは 「もう卒業近いなぁ」 なんてことを思いながら 教室に向かっていく。 扉をあけて自分の席に着いた 「おはよー」 そういってみんな笑顔で誰かと会話してた。 別に孤独は感じなかった。 アタシにも友達がいたから。 まあ、その友達とは趣味も話も合うわけではなかった。 ただ、心地良かった。
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