出会い

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やっと猫が立ち止まるが、周りは木々以外何もない。ここまで来てしまっては帰り方が分からなかった。 そんなときだ。 猫がさっきまで止めていた脚を風の様な速さで回転させた。もう僕は走れない。 が、猫は近くの木に寄り添い止まった。木の裏から人らしい形の影が猫を抱き抱える。 流石にこんな場所に人がいるとは思わなかったので、少し驚いた。
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