1人が本棚に入れています
本棚に追加
同僚の嘘には反論せず、そんなこんなで飲み会は終わった。いつも通り。
帰り道で電灯に照らされた白い猫が横切った。黒い猫じゃないんだと思いつつ。
いつもなら気にしないことだが、何故かこの時は気になってしまった。猫の後を付いていく。
猫は優雅にゆっくり歩く。まるで自分が高価であるといわんばかりに。
かなり歩いたと思う。もう自分の街が見えない。普通の感覚の人は付いていくのを諦める。
だけど、何故だろうか。自分は何も考えず付いていく。
最初のコメントを投稿しよう!