エピソードⅠ

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ユキヤ「後少し!」 ヴァジュラも大分弱ってきた。 ヴァジュラはユキヤばかりを狙うためユキヤは囮をして、攻撃をさせてもらっていない。 ユキヤ「攻撃してぇ!」 カズハ「黙って走れ。身体で払うんだろ?」 ユキヤ「はい!はい!」 サホ「ユキヤさん!回復弾です!」 ユキヤ「サンキュー」 カズハ「ずりぃ!良いもんね!俺は回復薬呑むもんね!」 カズハ「苦ぇぇえ!?」 カズハ「おぇ!ぷっぷ!」 カズハは地面に唾の雨を降らせる。 フタバ「兄さん…。汚い…」 隙だらけのカズハを見てヴァジュラは標的をカズハに変える。 フタバ「兄さん!危ない!」 カズハ「ム?」 振り向いたカズハの前にヴァジュラが覆い被さる。 カズハ「うわぁぁぁぁぁぁぁあ!!」 ユキヤ「うっさい!!当たってないだろ。これで貸し借りなしな?」 跳んでいるヴァジュラの口にユキヤは刀を突きつけヴァジュラの息の根を止めた。 カズハ「うわぁぁぁぁぁぁぁあ!!」 ユキヤ「なんだよ!!」 カズハ「今まで逃げてたくせにいいとこ取り!!」 ユキヤ「お前のせいだ!!」 カズハ「さ、帰ろ」 ユキヤ・フタバ「切り替えはぇぇえ」 歩き出したカズハが歩みを止める。 カズハ「ム?」 フタバ「どうしたの?兄さん」 ユキヤ「糞でも踏んだか?」 カズハ「うん。お前がな」 ユキヤ「うわ!!きったね!」 カズハ「それより。忘れ物!フタバ来い!2人は先に帰って!」 フタバ「え!?ちょ!?ぎゃああああ!!」 カズハとフタバの2人は颯爽と姿を消した。 ユキヤ「……」 サホ「……帰ろっか」 ユキヤ「…そうだな」
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