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ユキヤはスサノオの猛攻撃をかわしながら隙をついていたが、流石に体力の限界。
スサノオも体力は後少しだがユキヤの倍はある。
ユキヤ「……」
スサノオは神機の口をカパッと開ける。
ユキヤ「…?」
ユキヤ「…っ!?」
開いた神機の口から弾丸が放たれる。
ユキヤ「今まで隠してやがったのか!?」
ユキヤ(ガードが間に合わない!)
目を瞑るユキヤ。
だが、身体には痛みがない。
目を開けると、1人の少女が立っていた。
ユキヤ「……?っ!?」
小柄で細くてショートヘアーの少女。
ユキヤ「あれ?君は?」
ユキヤは見覚えのある少女に問いかける。
少女「……」
少女は無言でスサノオに向かって走り出してスサノオに刃を突き刺す。
スサノオ「キルルァァァ」
スサノオは自らの神機で少女に喰らい付く。
少女はスサノオの神機をかわし、神機がくる場所に刃を置く。
スサノオは自らの勢いで腕を真っ二つにしてしまった。
スサノオ「キルルェェェエ!?」
ユキヤは怯むスサノオの顔面に飛び付き刀を刺す。
スサノオ「キルル…キルァア…」
ユキヤ「……」
ユキヤは少女を見つめた。
ユキヤ(似すぎてる…)
ユキヤ「あの!さっきはありがとう」
少女はニコッと微笑みユキヤに手を振った。
ユキヤ「待って!まだ聞きたい事が!」
少女は見向きもせず何処かへ消えてしまった。
先程の一撃で動けないユキヤには少女を追うことは叶わなかった。
ユキヤ「…あの娘。あの時の…」
疲れ果てたユキヤは抵抗を覚えつつスサノオにもたれかかり、浅い眠りについた。
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