GOD EATER

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僕らが駆け抜ける居住区は悲鳴が轟く。 後ろを振り返ると辺り一面真っ赤に染まっている。 走り続ける僕らが曲がり角を曲がろうとした時、 《ドゴォォオン!!》 映画の爆発音並みの音とともに壁が破壊され、その勢いで僕らは吹き飛ばされた。 僕は即座に立ち上がり彼女に手を差し出した。 僕「大丈夫?」 少女はニコッと笑い。 僕の手を握った。 少女「ありがと」 彼女がいなかったら僕は今頃荒神の腹の中だろう… 僕は彼女を護らなくてはいけない。 《ガプッ》 僕なら死んでも構わない、今こうして生きている僕がいるのは彼女がいたから… だから、命一つで彼女が生きていられるなら… 僕は彼女と変わってあげられないだろうか? 僕は神に願うが僕の目の前にいるのは無慈悲な神だけ。 僕が掴んでいた白い腕は真っ赤に染まっていた。 顔をあげると荒神が口を動かしている。 口からは真っ赤に染まった人の腕が垂れ下がっている。 こういう時、一体どういう顔をすればよいのだろう? 涙すら流れない僕の表情はきっと、無表情であろう… 男「おい!坊主!止まるな!死にてぇのか!?」 1人の男が僕を抱えあげ走りだす。 どうやら神機使いのようだ… 荒神から守ってくれると聞いたが、守ってなんかくれないじゃないか… 役にたってないじゃないか… なら僕は誰かを護る神機使いになろう… 神機使いになるのは難しいだろうが、僕は彼女に誓う。 赤く染まった彼女の腕を強く握りしめ心に誓った。
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