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ユキヤ「………」
コウタ「どうした?新種を倒したってのに浮かない顔してるな?」
ユキヤ「まぁな…」
レーザー型の濃縮バレットを受けた荒神の顔は、吹き飛んでいた。
リンドウ「ユキヤ。浮かない顔するな。お前が悪いわけじゃない」
アリサ「どういう事ですか?」
アリサはキョトンとした顔でリンドウを見つめる。
リンドウ「ここは新種の荒神をつくる場所、とか言ってただろ?」
アリサ「え?はい」
リンドウ「さっきの荒神。確証は無いが人が主体に造られた荒神だろう」
アリサ「え?」
リンドウ「少なからず、人を大量に食わせた荒神だろうな」
コウタ「じゃあ、倒さない方がよかっ…」
ユキヤ「んなわけねーだろ?喰わなきゃ喰われる。それに、あんな姿のまま放っておけない…」
リンドウ「そうだ。人があんな姿では報われない」
アリサ「……」
ユキヤ「俺達は、明日に喰らいつかなきゃいけない。何が相手でも」
コウタ「……」
ユキヤ「俺達がしなきゃいけない事は、同じことをさせない事」
リンドウ「これ以上、無駄な犠牲者は出せないぞ」
ユキヤ(絶対にアイツ等はぶっ潰す!!)
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