エピソードⅠ

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ギン「それじゃあ右から一班。一番左の3人組が三班だ」 ギン「ここで受ける任務はオウガテイルやザイゴート、グボロ・グボロ、コンゴウくらいだ。まぁ非常時には訓練ついでにヴァジュラなんかも狩ってもらう」 ギン「で、だ。早速コンゴウの討伐任務が入った。いきなりコンゴウだが、やりたい奴らは居るか?」 ギン「……なんだ?どこもやらんのか?」 少年「では、僕らがやらせていただきましょう」 ギン「三班か…。人数は少ないがいいんだな?」 少年「ええ。この程度で怖じ気づく気はありません。もう少し強敵を期待したんですが…。まぁ、いいです」 ユキヤ(随分自尊心が強い奴だな) ギン「わかった。場所は金色堂付近だ。危なくなったら迷わず逃げろよ」 少年「了解しました」 第三班の少年達は怖じ気づく気配もなくスタスタとその場を去った。 ギン「えっと、まぁ他はオウガテイルなんだが~。行く班は?」 フタバ「おい!兄さん!なんで手を挙げない?僕らが弱小者みたいじゃないか!」ボソボソ… カズハ「待て待て。次だ次がくるから」ボソボソ… 少年「はい…」 ギン「第二班か。わかった。場所は市街地だ。まだ人が居る場所もある。早急に討伐してこい」 少年「はい!」 第二班も荒神を狩る為にその場を離れた。 残るはユキヤ達の班だけだ。 ギン「………」 カズハ「………」 カズハはギンの視線を真顔で対処する。 ギン「………」 カズハ「………」 カズハはギンの視線を上目使いで眼をパチパチしながら対処する。 ギン「………」 無表情を通すつもりのギンも一瞬不快さを表す表情を不覚にも出してしまった。 カズハはその表情を見てどや?と言わんばかりにどや顔をかました。 ギン「………」 女性「ギンさん」 ギン「ん?」 女性はギンの耳元でボソボソと何かを呟く。 ギン「そうか…。わかった」 ギン「おい。第一班!この付近にヴァジュラが出没したらしいが…。どうだ?いくか?」 カズハは待ってましたと言わんばかりの表情をして カズハ「当然!!」 ユキヤ(これを待ってたのか?) ギン「気をつけろよ」 一同「はい!!」
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