エピソードⅠ

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カズハはヴァジュラの顔面を斬りつけた。 ヴァジュラ「グゥォォオオ!!」 ヴァジュラは負けじとカズハに腕を振るう。 カズハ「あぶね!?」 と、言いつつ余裕でかわすカズハ。 フタバ「兄さん!」 フタバの声でカズハは姿勢を低くする。 その上を弾丸が通り抜けヴァジュラに当たり爆発する。 ヴァジュラ「ヴォォオ!」 ユキヤ「俺も行くか~」 ユキヤは走り出し日本刀型の細い神機でヴァジュラを切り刻む。 ユキヤは細い刀固有の軽さで素早い動きをする。 ヴァジュラは腕ではユキヤを仕留める事が出来ずに身体に電気を溜める。 ユキヤ「帯電か!?」 ユキヤは危険を感じバックステップをする。 しかし電撃はユキヤの神機目掛けて追ってくる。 オラクル細胞は模した物体の性質もそのまま引き出すため鉄製の刀は電撃に追われる。 ユキヤ「ガードする暇がない」 バックステップを繰り返すユキヤの前にヴァジュラが飛びかかる。 ユキヤ「ぐぁぁあ!!」 ヴァジュラの突進で吹き飛ばされたユキヤにヴァジュラは追い討ちをかける。 ヴァジュラ「グゥォォオオ!!」 空中のユキヤをヴァジュラは叩き落とす。 ユキヤ「うっ!!」 地面に強く身体を打ちユキヤは転げ回る。 尋常ではない痛みが全身を蝕む。 動けないユキヤに留めを刺そうとヴァジュラは雷球を作り出す。 ユキヤはどうしようもなく目を瞑る。 ?「ユキヤさん!!」 ユキヤ(声が高いな。サホちゃんか?) ユキヤが目を開けるとそこには盾を展開した… カズハが居た。 ユキヤ「お前かよ!?」 カズハ「わりぃ。ヘリウムガス飲んでたら遅れたわ」 ユキヤ「一遍死ね!」 カズハ「え?俺死んだらお前も殺られるよ?」 ユキヤ「ジョーク!」 カズハ「……」 ユキヤ「サンキューな」 カズハ「身体で払え」 ユキヤ「ホモ!?」 カズハ「いや!闘えよ!?」 ユキヤ「そっちか!OK」 カズハ(ちっ。) ユキヤは痛みできしむ身体を起こしヴァジュラに向かう。
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