84人が本棚に入れています
本棚に追加
待って。
話も何も見えないんだけど……。
成実、どうせだったら
出来上がる前に、
私を呼んでほしかったよ。
そしたら……
私……今より、少しだけ
居心地良かったと思うの。
机に突っ伏して、
酔いつぶれて
眠りに入ってしまった成実。
「あっ、あの……。
私……」
言葉を
続けることも出来ず、
どうしていいか
わからなくて、
思わず立ち尽くす私。
「こんばんは。
成実ちゃんから
名前は聞いてる。
彩巴ちゃんって
呼んでもいいのかな?」
そーすけさんは、
そう言うと、
私をテーブルの席に座りやすいように促した。
最初のコメントを投稿しよう!