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からだを重ねる友梨と10歳も年下の亘
事故なのか、立て続けに聞こえてくる救急車の音とパトカーのサイレンを、亘に抱かれながら友梨は聞いていた
「救急車ね…」
「聞こえるね。ピーポーピーポーピーポー…」
音を真似する亘に、友梨の「やめてっ!」と阻止する言葉が飛んできた
ビクッとしたからだを、思わず友梨から離した亘
「あれ…俺なんかやったかな?」
「救急車の真似なんかやめてっ!」
「あっ、ごめん…」
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