プロローグ

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恋愛。 課題である読書感想文のために読んでいた、とある小説で、そんな言葉が出てきた。 『僕は君が好きだ』 恋愛小説でよくある常套句。好きという感情。恋の始まり。 中学三年であるオレにとって、こんなものは無縁で、どこか遠い世界のものだと、その時は考えていた。 もちろん──これからも。
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