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花ばかり生えている庭園に一人の青年がいた。
青年の名前は 姫宮 流雲(ヒメミヤ リクモ)。
頬を伝う純粋な雫を拭おうともせず流雲はただ見ていた。
この学園生徒会長が強カンをする姿を。
『悲しいよね。苦しいよね。せめて僕が苦しまない様に………殺してあげる。』
流雲は、胸元からナイフをだし、生徒会長目掛けて投げた。
グサッ
見事に、会長に当たり胸を貫かれた会長は血を流し被害者に覆いかぶさる形で倒れた。
『あと、一人。』
流雲は、会長の下で涙を流しながら震えている被害者を見て刺さっているナイフを抜き、迷いなく被害者の首にナイフを当てて咲(裂)いた。
ほら、悲しい顔が綺麗に咲いたよ。
まるで、赤い薔薇が咲いた見たいだ。
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