Encounter

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「飛・・・鳥」 「ん?」 「聞かないの?」 「何が?」 「私がイミフな行動する理由」 わざと聞かないでいてくれてるのかな?飛鳥、まーまー優しいじゃん。 「興味無いから」 訂正。やっぱりこの人うざい。 言いたくないけど、本当は誰かに聞いてほしいんだよ?ねぇ、飛鳥・・・聞いてよ。 「聞いてあげてもいーよ。どーせくだらない事だろーけど」 「うん・・・あの、私もまだ信じられないの・・・。あの、私・・・別世界の人間っぽいの」 「は?」 「あ、やっぱりくだらないよね?・・・ごめん」 やっぱり信じてくれないよね。 「帰る家ねーの?」 「うん」 「俺ん家くれば?」 「え・・・!?」 「来いよ、俺ん家の隣のダンボールハウス」 「何ソレ・・・ダンボールって」 そしてまた私は笑った。 ねぇ、飛鳥。あなたとの出会いはいつも突然で、ほんのささいな優しさにも気づけなかったよ。 ー酒屋-SHIBATA- 「別世界って・・・美実ちゃん、頭打った?」 やっぱり、恵梨子さんも信じてくれないよね・・・。 「あの、水たまりの伝説って知ってますか?」 「あー、性格が正反対な自分が別世界にいるってやつ?」 「はい・・・私、もう一人私がいて・・・」
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