3人が本棚に入れています
本棚に追加
「幼稚園の頃、絵本とかで読まなかった?」
「え、覚えて無い・・・ってか飛鳥、絵本なんか読むんだ」
「読まねーよ!恵梨子に読まされたんだよ」
「へぇー・・・あっそぉー・・・」
「は?疑ってんだろ?おい」
話しがドンドンそれてく気がするんだけど・・・。ってっゆうか話し入りずらいよぉー。
「別にぃー?」
「ま、いーや・・・でさ「話しそらした」
「その水たまりの伝説なんだけど」
「無視ぃー!?」
「水たまりの中の世界に、俺らと同じ世界が広がってんだけど性格とかは全くちげーやつ」
「メルヘンでしゅねー。で、飛鳥はソレ信じてるの?」
飛鳥は一度私を見て「俺は信じるよ」と言ってくれた。
ドキッ
え?ヤダ!何ドキってえー!?お腹!!?お腹の音!!?
「そんなのおりえる訳ないじゃん!ねぇ!」
「え・・・」
私にそう言ってくる。
私だってまだよく分かんないし、何とも言えないよ。
「じゃあ何でこいつは輝の事知ってると思う?」
「え・・・っとー・・・昔友達だったんだよ!で、ウチが覚えてなかっただけじゃない?」
「・・・」
また沈黙・・・。
「飛鳥ー!」
沈黙の中恵梨さんの声が響いた。
「何?」
ちょっと大きめの返事をすると「ちょっと!」と言われ、飛鳥さんは店の方に行ってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!