Encounter

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「幼稚園の頃、絵本とかで読まなかった?」 「え、覚えて無い・・・ってか飛鳥、絵本なんか読むんだ」 「読まねーよ!恵梨子に読まされたんだよ」 「へぇー・・・あっそぉー・・・」 「は?疑ってんだろ?おい」 話しがドンドンそれてく気がするんだけど・・・。ってっゆうか話し入りずらいよぉー。 「別にぃー?」 「ま、いーや・・・でさ「話しそらした」 「その水たまりの伝説なんだけど」 「無視ぃー!?」 「水たまりの中の世界に、俺らと同じ世界が広がってんだけど性格とかは全くちげーやつ」 「メルヘンでしゅねー。で、飛鳥はソレ信じてるの?」 飛鳥は一度私を見て「俺は信じるよ」と言ってくれた。 ドキッ え?ヤダ!何ドキってえー!?お腹!!?お腹の音!!? 「そんなのおりえる訳ないじゃん!ねぇ!」 「え・・・」 私にそう言ってくる。 私だってまだよく分かんないし、何とも言えないよ。 「じゃあ何でこいつは輝の事知ってると思う?」 「え・・・っとー・・・昔友達だったんだよ!で、ウチが覚えてなかっただけじゃない?」 「・・・」 また沈黙・・・。 「飛鳥ー!」 沈黙の中恵梨さんの声が響いた。 「何?」 ちょっと大きめの返事をすると「ちょっと!」と言われ、飛鳥さんは店の方に行ってしまった。
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