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「あんたはいっつも一言多いよねっ」
ばっと立ち上がって飛鳥さんを見た。
「だから何?」
「何でも無いです!」
「あっそ」
飛鳥さんはそう言いながらまた歩きだす。
「やっぱり学校行きたくない」
「何で?」
「お願いします・・・」
「お前って本当イミフだよな」
「うん」
飛鳥さんは苦笑いをして、家に向かってくれた。
とりあえず、恵梨子さんに相談しよう・・・。でも、信じてもらえるのかな?私でもまだ信じてないのに・・・。あ、『酒屋-SHIBATA-』って言うお店なんだ。
店の看板を見ながら家に入っていた。
「あれ?美実ちゃんどうした?」
「あの・・・」
やっぱり言えないよ・・・。
「帰ります!ありがとうございました!」
ばっと頭を下げて私はまた走り出した。
「美実ちゃん!」って声が聞こえるけど関係無い。
そして私は幼い頃から行ってる公園に行き、ベンチに座って放心状態になっていた。
これからどうすれば良いんだろ?お金も携帯もない・・・たった制服一枚で私は生きていけるの?・・・でも、もしかしたらあんなダルそうな人私じゃないかも。もう一回確認してみよう。
そしてまた私は学校方へと走り出した。
「!」
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