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それでも、メガネは追い掛けてくる
チョークが髪を、服を、肌をかすめる
「くっ!!能力も使わないでなんて力だよ!」
「その場を左に、階段を登り、跳ぶがよい。」
「はいっ!!………ってそれ飛び降り自殺しろって事ですか!?」
「ふぅ…仕方がない…高坂!」
こ…高坂?ってまさか!?
廊下の端から女子生徒が姿を現す
「こんにちは、遠坂君」
ニコッと微笑みかける
「よぉ…恵…」
イヤな予感がする
「とりゃあぁぁっ!!」
ドガァッ!!
「ぐはぁぁぁっ!!」
こんなにもおとなしそうな、細い女がラリアットって………どこにそんな力が?
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