第一章

10/11
前へ
/11ページ
次へ
『つかさー、もーすぐで 花火大会あるじゃん? 一緒に行けたりしない??』 やばい。俺、誘っちゃったよ。 断られたらどーしよ。 「いいよ。」 そのことばに龍雅はほっとした。 「うちも、龍雅のこと誘おうと 思ってたし。 よかった。いつ言おうか迷ってたんだよね。」 「他に誰か誘う??」 『んー。誘わなくてもいんじゃない?』 誰か誘ったら、2人っきりになれないし。 「だね。2人で花火大会行こうね。」 よっしゃ。まさかの2人きりだー。 嬉しすぎる。新しい浴衣買いにいかなきゃ。 『おう。約束なっ。』 会話をしてる間に海が見えてきた。 「うわぁー、めっちゃきれいっ。」 『本当だ。』 こいつと海これてよかった。 『浜辺いってみる?』 「うん。いくー!」 2人は自転車からおりて浜辺におりた。 「めっちゃ砂、温かいね!」 『だなっ。』 (((ザクッ))) 「イタッ!」 摩亞夜が貝殻を踏んでしまった。 大量の出血をしている。 『大丈夫か?歩ける?』 「歩けないよー。痛すぎる。」 『ったくもー、ほらのれよ!』 龍雅はしゃがんだ。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加