第一章

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『んじゃ、どこいく?』 「んー、どこでもいーよ。」 どこでもいいのかよ。 まじ困る。あー、どこにしよっかなー。 『っ、いく場所ねぇーから 公園でも行こうぜ?』 「いーよ。」 2人は公園のベンチに座った。 『ちょっとまってて』 「うん」 龍雅、どこに行ったんだろ。 龍雅はうちのこと、どー、思ってんだろ、やっぱただの幼なじみとしか思ってないよね。 こんなに近くにいるのに こんなにも遠い。 幼なじみってこんなにも 切ないんだ。 『待たせてごめんな。』 摩亞夜は暗い顔をしていた* 「大丈夫だよ。」 『ほらっ、ジュースかってきたよ。』 『オレンジジュースとカルピスどっちがいい?』 「オレンジジュース」 『ほらよっ!はいっ。』 「ありがとっ」 『ふぁー。やっぱカルピスうまいなっ』 「ちょっと飲ましてー!とかいってー、」 うち、なに言ってんだろ。
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