第一章

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龍雅と摩亞夜は行ったん、龍雅んちに戻った。 『チャリで行こうぜ!』 「うち、チャリもってないんだけど、」 『俺の後ろのれよ!』 「まじでー」 めっちゃ嬉しいんだけど、 ずっと憧れてたんだよね。 好きな人とニケツするの。 『俺の後ろやなの?』 「えっ?乗るのるー!」 『じゃぁ、出発だっ!』 「レッツゴー!!!」 PM:12:00 龍雅たちは海岸沿いを走っていた。 「あー、涼しい!」 『つか寒い。』 龍雅はけわしい顔でつぶやいた。 ガタンッ!!!ー 『危ねー、転けるところだったわ。 しっかりつかまっとけよ。』 「うん。」 龍雅の背中ってあんがい 大きいんだ。 あー、彼女だったら キスもハグもできるのに 幼なじみって辛い。 『もーすぐでつく。』 「わかった。」
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