最高学年。

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わたしたちは最高学年になった。 そして、ここで、アレがやってきたんだ。 3月11日ーーーー… わたしたちは内陸だったから大丈夫だったけど、 その時に、ある一つの恋が芽生えたんだ。 わたしはその時はまだ気づいていなかった。 わたしはいつものように海咲のブログを見た。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 分かってるよ。大好きなんだよ。 でもそれは友達の好きかもしれないよ? それならまた確かめればいいじゃない。 そしてまたあの時と同じことを繰り返すの? 大丈夫。今度は何とかしてみせるから。 何が大丈夫なの?どうやってなんとかするの? きっとあの人は私を好いてない。だから傷つくのは私だけ。 なんで?もしかしたら友達として好かれてるかもよ? それならそれでいい。友達のままでいいよ。 さっき大好きって認めたくせに?嘘はいけないよ? 大好きじゃない。嘘じゃない。嘘じゃない。 きっと私は好かれてない。 だってだって… 私はおかしな人間だから。 ねー。 私のこと嫌いになって。 好きじゃないなら話しかけないでよ。 ごめんなさい。嫌いにならないで。 もう私に関わらないでよ。 依存しちゃうから。記憶に残っちゃうから。 近くにいなくなったとき、辛くなっちゃうから、さぁ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー わたしは直感的にこれは空のことを言っているんだと思った。
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