始まりと終わり

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今日は土曜日で、妹の「井野 凛花」が『能力者専用居住区』から俺の通う『葉月高等学校』に泊まり込みで遊びにくる。 先生達は簡単に許してくれたので、妹が来る事は良かった…だが一番の問題は妹だ。 あいつはいつも俺が女子といると、その中に割り込んで来て邪魔をする…昔俺が同じ中学の女の子に告白された時、そこに妹の凛花が割り込んで、せっかくの俺の人生初の告白された日を潰された。 という事もあり、妹が遊びにくる時は、あまり女の人に近づくのを控えていた。 だが今は鈴さんがいる… 俺はどうすればいいんだぁぁ!!っと頭の中で嘆いてでいると…。 「コンコン」 俺は、冷や汗とともに後ろにあるドアに振り返った。 「すいません~、井野京介さんの部屋ってここですか?」 (くっ!どうすれば!?) っと考えていると、ベットに座っていた、鈴さんが凛花が待つドアに向かった。 「す…鈴さん!、まだ開けちゃ…」 「はい、どちら様ですか?」 …ついに、会ってしまった… 「あのー、私は井野京介の妹の井野凛花です、あなたは誰ですか?」 やばい…ちょっと妹の顔が怒りモード直前の顔に! 「私は月ノ輪 鈴といいます、今は京介くんの同居人です。」 あれ?今鈴『今は』って言った? 気のせいかな… 「ちょっとお兄ちゃん…」 「うっ!な…なんだよ」 ヤバイ、凛花がマジギレモードに入ってる! 「どういう事か、説明してもらえるかな?」 顔が怖いって!誰か助けてー!!
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