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俺はバラバラになるユージの体を見ながら、なぜ防御しなかったか考えた。
答えはすぐにでた、ユージ自信がリミットブレイク×ユニゾンでも自分の力の限界がGXの腕や足など破壊するぐらいだと悟り、覚悟決めたのだ。
「何だってんだよ…!」
俺は政府軍の無差別な攻撃に腹がたった。
「玄、それぐらいにしておけ」
華道は隊長…玄に忠告した。
「分かったよ、でもやっぱり女は欲しいから連れて行く!」
人が二人死んだのに、玄は笑っていた。
人々はもう絶望の顔を出していた…だが俺は殺気しか出なかった。
「おっ!兄ちゃん、その子は君の妹かい」
さっきまで、殺気を出していた俺は次の狙われたのが妹だと気付くと絶望した。
「軍人さん!お願いです、妹を連れて行かないで下さい!お願いします!!」
俺はその場で土下座をして、何とか妹を連れて行かないでっとお願いした…だが。
「無理」
即答され、玄のベインシュバルツの腕が凛花に向かって伸びた。
「お兄ちゃん、助けて!」
凛花の頭の中が恐怖でいっぱいになり、泣いていた。
俺は助けを求める妹の顔を見て、決心がついた。
「うぉぉぉ!!」
俺は妹のもとえ、伸びてきたベインシュバルツの腕に飛び乗り加速の能力を使い、コックピットのある胸の当たりまで走った。
「なっ!」
コックピットにたどり着いた俺は、コックピットの横にあるレバーを引いた。
俺が引いたレバーは、緊急時に強制的にコックピットのハッチをあける為のレバーだ。
「お前達さえ、来なければ誰も死ななかったのに!」
俺はコックピットにいる玄の胸ぐらを掴み思いっきり殴った。
「ぐっ!だ…誰か助けろ!」
殴り続けていた俺に、さいやくの出来事が起きた。
「ドキュン!」
またしても華道の拳銃の発砲音が鳴り響いた。
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