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「…君…京介君!早く起きて!」
「まだ…うぉ!」
俺は目をうっすらと開けると目の前に、鈴さんの顔があった。
「やっと起きた、朝ご飯食べに行かない?京介君」
「わかり…ました」
今俺の心臓は激しく鼓動を打っていた…なぜかって?答えは簡単、普通いきなり美人の顔が目の前にあれば、びっくりするだろ?。
などと一人心の中で、文句を言っていると鈴さんが着替えを持って俺の方に近寄ってきた。
「あの…京介君」
「?どうしたんですか?」
鈴さんは顔を赤くし、何かを言おうとしていた。
「その…き、着替えたいのですが…」
「あっ…外で待っているので、終わったら声をかけて下さい」
俺はドアを開けて、自動販売機があるホールに向かった。
ホールには朝ご飯を食べに行こうとしていた…よく見ると皆男グループと女グループに分かれていた。
女の子と朝ご飯を食べに行くのはどうやら俺達だけのようだ。
「これは腹を括るしかないな…」
俺自動販売機でオレンジレンジジュースを二本買って、自分の部屋に戻った。
ドアの前に立ち二回ノックした。
「鈴さん、着替え終わりました?」
「あっ!はい、終わりました 」
俺はドアを開けた。
鈴さんは鏡の前に立ち、服装の乱れが無いか確かめていた。
まぁ、今日は制服じゃなくてジャージなんだけどね。
俺は鈴さんが洗面所に入っている間にジャージに着替えた。
「あれ?京介君いつ着替えたの?」
「鈴さんが洗面所に入っている時に着替えました」
「着替えるの早いね」
鈴さんはニコッと笑った…やったー朝から鈴さんの笑顔が見れたぜ!
と一人で喜んでいると食堂が開く時間になっていた。
「じゃあ、そろそろ行こ!京介君」
俺は部屋に鍵をして、鈴さんと食堂に向かった。
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